Contao 5.1へようこそ
2022年2月12日 12:03 Marcus Lelle – 現在の問題
時がきました。Contaoの新しいバージョン5.1が来ました!
コアチームと多くの他の開発者は労力を惜しまずに、大好きなCMSを次の段階に至らすために数え切れない時間を費やしました。ユーザーと開発者向けにいくつかの新しい機能があります。
Contao 5.1はContao 5.0を置き換え、Contao 5.0はもうサポートされません。新しいバージョンは2023年8月まで更新と共にサポートされます。現在サポートされているContaoのバージョンはこちらで確認できます。
ユーザー向け
バックエンドのお気に入り
Contaoのバックエンドでは、お気に入りとしてどのようなリンクも保存できるようになりました。
お気に入りはコンテンツの左上に集められて、段階に入れ子にもできます。オレンジ色の情報領域にある星の記号から編集、並べ替え、削除できます。
この過程で、バックエンドに新しい、3つ目のナビゲーションの段階も追加しました。
進化したグリッド表示
これまでは、Contaoとその機能拡張の入力画面の欄は、利用できる場所の全体か半分の幅を使用することしかできませんでした。これからは欄の幅に1/4、1/3、2/3、3/4の幅とするクラスも用意されています。#5672
ダークモード
高いコントラストを好む、または夜によく作業をする、もしくはその両方の人たちのために、ダークモードを用意しました。#5031
モードはオペレーティングシステムの設定に合わせて自動的に調整しますが、手動で選択することもできます。
繰り返してコピー
すべてのリスト表示では、「複数を変更」を選択した後で「繰り返してコピー」を使用できるようになりました。コピーした要素を貼り付けた後でも、クリップボードに残ってさらにコピーできます。
この機能は「クリップボードを消去」をクリックすることで終了できます。#5417

両方の並べ替え
リストビューでフィールドを昇順と降順で並べ替えできるようになりました。
これらの新しいフラッグがvaluesDCAのフィールド
にあります:
- DataContainer::SORT_INITIAL_LETTER_BOTH 最初の1文字で両方の並べ替え
- DataContainer::SORT_INITIAL_LETTERS_BOTH 最初のX文字で両方の並べ替え
- DataContainer::SORT_DAY_BOTH 日で両方の並べ替えways
- DataContainer::SORT_MONTH_BOTH 月で両方の並べ替え
- DataContainer::SORT_YEAR_BOTH 年で両方の並べ替え
- DataContainer::SORT_BOTH 両方の並べ替え

保護したアーティクル
保護したページのことは既にご存知でしょう。アーティクルを1つ以上のメンバーグループにアクセス可能にすると、概要では鍵の付いた記号で示します。#5304

進化した要素のプレビュー
要素のプレビューは、それぞれの要素の内容をより反映するようになりました。これにより、フロントエンドの特定のコンテンツに適合するために、どの要素に編集の必要があるかを編集チームはよる速く決定することが可能となりました。#5609
検索欄の初期設定
user.insideに選択がない限り、どの欄を初期設定で検索するかDCA毎に開発者は指定できるようになりました。#5364
管理者の電子メールアドレスの欠落を注意
ログインした直後に、システム設定で管理者の電子メールアドレスを設定していない間はダッシュボードにメッセージを表示します。#5427

Ajaxによるフォームの提出
ContaoのどのフォームもAjaxによる提出が可能となりました。フォームの構成で設定できます。Ajaxを使用した場合、リダイレクト先のページは不要となる一方で、提出後に同じページに表示するメッセージを設定できます。#5307

システムログにURIとページID
システムログの項目で、URIと存在する場合はページIDをそれぞれの項目に保存するようにしました。#3694

開発者向け
ログインの頻度の制限
ログインの頻度の制限を存在するユーザーと存在しないユーザーに等しく適用するようにしました。これにより、攻撃者がユーザー名が存在するかどうか判別する方法を1つ減らしました。
また、Contaoは誤ったパスワードを存在しないユーザーに入力した場合も「ログインできませんでした」と表示するようにしました。#5368
バックグラウンド・ワーカー
バックグラウンド・ワーカーにより、メールの送信やページのインデックス作成といった背後で長時間の処理を非同期に実行することが可能となりました。 #5405
結果的に、機能拡張の開発者に完全に新しい可能性を開くことになり、コミュニティの使用を楽しみにしています!
新しいフィードリーダーのモジュール
新しいフィードリーダーのモジュールはRSSとAtomのフィードだけではなく、JSONのフィードも読めます。#4847
古いフィードリーダーのモジュールは後方互換性の理由で残しています。それでバックエンドで選択できる2つのフロントエンドモジュールがあり、そのうちの1つは「非推奨」と表示されます。
非同期のcronジョブ
Cronジョブは非同期に実行するようになりました。例えば、cronのジョブを毎分連続して処理する必要はなく、Promisesによりいくつかのジョブを同時に開始することもできます。
また、Symfonyプロセスに役立つcronジョブの非同期な作成を、新しいProcessUtilクラスが容易にします。#5554
自動的なwebのcronジョブの停止
cronジョブとの関連でもう一つ、本当のcronジョブがコマンド行から利用できるかどうかを自動的に識別する新しい改善があります。以前は、「貧乏人のcron」は設定(localconfig.disableCron
)で手作業で無効にする必要がありましたが、これはもう必要なくなりました。Contaoは初期設定で有効な自動設定を備えました。Contaoは本物の毎分のcronジョブが動作していることをcontao:cron
から自動的に検知して、webのcronジョブを適切に無効にします。#5591
フォームのエラー処理
フォームジェネレーターはフォームに全般的なエラーメッセージを表示できるようになりました。これは特定のフォームの項目を参照しなくてよいことを意味します。このオプションを開発者はフォームジェネレーターのフックで利用できます。#4898
MemberActivationMailEvent
新しいMemberActivationMailEvent
を利用できます。これを使用すると、アクティベーションの電子メールに、例えば既にnewsletterバンドルが##channels
を用意しているような追加のシンプルトークンを提供できます。この新しいイベントに感謝し、この可能性はすべての開発者に利用可能となりました。#5116
attributes_callback
DCAの定義をeval
文のような動的にできると、バックエンドでは極めて便利なときがあります。別の項目に依存して、mandatory
となるかどうかが変わる項目が想定されるでしょう。今までは、onload_callback
で実現しなければならず、例えば現在のレコードを利用できないと言った欠点があります。このため、専用のattributes_callback
を用意して、ウィジェットの属性を便利に影響できるようにしました。#5673
Template::trans()にロケール
Symfonyと我々の下部構造の様々な変更により、テンプレートの中でtrans()
ヘルパーのためにロケールを渡すことも可能となりました。
その結果、以下が可能となりました:
en: <?= $this->trans('ERR.general') ?> de: <?= $this->trans('ERR.general', [], 'contao_default', 'de') ?> cs: <?= $this->trans('ERR.general', [], 'contao_default', 'cs') ?>
最後に
ここまで読んでいただいてありがとうございます、あと1つだけお願いです:
Contsaoをサポートする多数の方法があります。どのサポートも重要です。これだけがContaoを長期間さらに開発できる方法です。さらに多数の機能拡張も当然のことではありません。ちょっとした贈り物と新しい注文で誰もが幸せになれます。最終的にそこから全員が恩恵を受けます。
既にContaoをサポートしていただいていますか? そうでしたら、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
刺激的なコメントにしていますし、Contao 5.2のための遠慮のない提案をお待ちしています。
そして今度はまったく違うわけではありません: Contao AcademyのChristian氏がContao 5.1の新しい機能についてのすばらしい動画を作成されています。
Welcome Contao 5.1の翻訳です。