Contao 2.11に向けた動き - 2011/10/21

Contao 2.11に向けた開発が徐々に進行しています。現時点での目立つところを拾い上げてみます。

追記: タスクセンターの扱いについては改めて書き直し、ここからは削除しました。

リクエストトークンの処理の変更

Contao 2.10で以前のリファラー検査に代えて導入されたリクエストトークンですが、少しチェックが厳しすぎるという声が上げられていました。

  • ブラウザーの「戻るボタン」で戻ってしまうとチェックにかかる場合がある。
  • バックエンドのログイン画面を表示して、長時間放置した後でログインしようとするとチェックにかかる。

Contao 2.11ではリクエストトークンをリクエスト毎からセッション毎にして、これらのエラーが不意に出る問題を解消するようです。

バックエンドの1列表示の廃止

現在のバックエンドの編集表示では(必要に応じて)2列で表示しています。この表示方法はContao(TYPOlight) 2.7からサポートされ、互換性やブラウザーの都合等のために1列での表示を個人データバックエンドの設定で古い配置も選択できるようになっていますが、これが廃止されます。

言語切り替えのサポート

URLのパスを言語の文字列のディレクトリから始めて、異なる言語間での表示の切り替えができるようになるようです。例えば、英語と日本語の両方を用意しているサイトでは、それぞれhttp://www.example.jp/enhttp://www.example.jp/jaといったURLを生成するようになります。

似たことは機能拡張のfolderurlchangelanguageを使用することでも可能でしたので、移行の際には注意が必要となるでしょう。